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感考創彩

ちょっとの好奇心と工夫で、人生はずっと面白くなる。忙しい日々の中にちょっとしたゆとりと気づきを、人生に彩りを。そんなゆる〜いブログです。

そろばん

最近何か新しいことを始めてみようと思い立ち、そろばんを始めてみた。
こう言うと大抵の人は若干引きながらも「なんでソロバン!?笑」って食いついてくれるのでちょっと気持ちが良いのだ。笑

でも確かに、今この時代に、なんでソロバンなんだ?
改めて自分にこう問うてみると答えるのは案外難しい。
昔と違って今は計算機で溢れている時代だ。ソロバンがなくても、手元にスマートフォンがあれば、ものの数タッチで電卓を手元に用意できるではないか?

ちょっとだけ格好つけた答えをしてみよう。
自分は「数」を数字だけで記述して計算するという作法に、少しうんざりしてしまったんだ。もっと視覚的で、直感的に数を扱ってもいいじゃないか。そう、算数を学び始めたばかりの子供が、目を輝かせ、指を折ってものを数えた時のように。あの時の僕らは数というものをもっと具体的に、両手の中に確かな実感を伴って握りしめていたはずなんだ。

それがいつからだろう。

数は自分の手の中から遠く離れてしまい、自分はいつしか自分の手で数を握りしめ、そして数えることを忘れてしまった。数を数えることは数字を読むことに変わり、そしてただただ面倒な計算へと変わっていく。それは数字という抽象的な記号を媒介しなければ成し遂げられないほどに複雑化してしまった。

数学という学問の中ではさらに抽象の度合いを強めていく。
自分は数学の専門ではないが、仕事柄数式を見ない日はない。
高度に抽象化された数式は、気高く、美しさがある。
数を抽象化して扱う学問をここまで磨き上げてきた先人の叡智がある。
現在のテクノロジーの発展における数学の功績は計り知れないものがある。

それでも、やっぱり身近な数は。

身近な数だけでも自分の傍にいてほしい、この子離れできないような余計な老婆心。

それが自分がソロバンを始めた理由なんです・・・

なーんてね。

ただただ暇人なだけですw